ハンドクリームを塗りながら、いつもの様に内側のボタンを押しドアをロックして、お仕事終了!!で、帰ろうと思ったら~~バッグがない!!!
信じられな~い。やってしまいました…
ゆばあばちゃん以外誰もいないのに、自宅の鍵もスマホも財布も鍵のかかった事務所の中。
テレビで良くやっている様に太めのクリップを伸ばして鍵穴をガチャガチャしてみましたがビクともしません。
ウロウロ、ウロウロ。頭が動きません。
落ち着け!ゆばあばちゃん。
しばし、うろたえた後。
お隣りへ電話を借りに行こうと思ったらもう、真っ暗。
万事休すと思ったら工場の鍵が、タイムレコーダーの横に掛かっているのに気付きました。
ほっ、何とかなりそう…
ガチャガチャっと、南京鍵を開けて、真っ暗な工場へ入り、電話で助けを求めてホッと一息。
図らずも向井理君の遺産相続をじっと見ることになりました。
初めての経験でした。
わざわざ、鍵を開けに来て戴いた、奥様に感謝です。
夜遅くの工場街は、落ち着きませんでした。
スマホもないので、ポチポチも出来ずに、コーヒーを飲むことは出来たのだけれど、トイレに入れないので飲料水は我慢して、ただ、テレビの画面をぼーっと見つめていたのでした。